萩焼(はぎやき)ってなに?
萩焼は、山口県萩市を中心に作られているとう器です。きゅう水性が高いため、長く使い続けることでお茶やお酒が少しづつとう器にしみこみ、色が変化していくことが特ちょうです。他のとう器でも見られる現象ですが、萩焼は他のとう器と比べてこの変化が大きく「萩の七化け(はぎのななばけ)」とも言われます。
萩焼の歴史は豊臣秀吉(とよとみひでよし)が朝せんへ出兵した文禄・慶長の役(ぶんろく・けいちょうのえき 1592‐98年)までさかのぼります。
この時代は茶道がとてもさかんで、茶器が戦争であげた成果の賞となるほどでした。そんな中、朝せん半島で焼かれた高麗茶碗(こうらいちゃわん)はとても価ちがあり、朝せん出兵の際に多くの朝鮮人陶工(ちょうせんじんとうこう)を連れ帰りました。そのことから「やきもの戦争」とも言われます
その時連れて来られたとう工の李勺光(り-しゃくこう)と李敬(り-けい)の兄弟によって、萩の松本村に御用窯(ごようがま)をきづいたのが萩焼の始まりとされています。